【温labo開発ストーリー】肩、背中の冷え対策に!ニットブラができるまで
みなさま、こんにちは。デザイナーのやまかわです。
温laboからついにトップスが発売になりましたね。ハーフトップブラと、タンクトップブラ。
これで、全身温laboの温かさに包まれることができます。寒がりのみなさま、本当にお待たせしました。
△温labo 温めコットンハーフトップブラ
△温labo 温めコットンタンクトップブラ
今回は、これらの商品たちが生まれた舞台裏をすこしお話させてください。
ニットのブラとつくろうと思ったきっかけ
ところでみなさま、ニットは好きですか?
私はニット製品が大好きです。
肌当たりが柔らかくて、良く伸びて、あたたかい。もう、それだけで幸せです。
わたしは約20年、ブラの商品開発を行ってきました。ワイヤー入りのブラから、ノンワイヤーブラまで。たくさんの商品を作ってきましたが、10年ほど前にホールガーメント®の編み機を見た時に、ニットでブラをつくりたい、という気持ちが生まれました。
肌に一番近い存在のブラが、ニットでできているなんて!着心地が良いに決まっている・・・!
とはいえ、実際は編みの難易度が高すぎて、全くできなかったのですが。
ところがご縁があって、ニットブラを開発してくださるというホールガーメント®の工場さんに出会うことができました。ここから、思い描いていたニットブラの商品開発が始まります。
ブラジャーってむずかしい
ブラの基本構造は、アンダーバストをフィットさせて、ストラップで引き上げることで、バストを理想的な位置に安定させます。
強弱の違うストレッチ素材を使い分けることで、ブラの補正力は成り立っているのですが、ニットの場合はどうしたら・・・?
ゆるゆるの、ただ温かいだけのハーフトップにはしたくない。あくまでもブラとして作りたい。
最初の試作品は、柔らかすぎてバストのホールド感がありませんでした。ストラップも伸び伸びで、動くと挿入カップがずれるし、ブラ自体もずりあがって気持ちが悪い・・・ちがう、これはブラと言えない。
いままでブラジャーを開発してきたノウハウを駆使し、最適なストラップの伸び、アンダーのフィット感、バストの容量、カップ形状を模索し続けました。
そして工場さんの多彩なアイディアと確かな技術力で、糸の太さや編組織を緻密に変化させ、理想のニットブラを完成させることができました。
温laboが目指す、肌にも優しいストレスフリーのインナーとは
まるでつけていない着心地、なのに、ゆるゆるではない絶妙なフィット感。
コットン素材で肌触りもよくてストレスフリーなのに、オンタイムにも使える程よい着用感。そして何よりも温かい。
温laboの製品は、シンプルな見た目なのでちょっと伝わりにくいのですが、一度着てみると手放せなくなる、やみつきアイテムなのです。(そして探すと意外とない。)
ここだけの話、ハーフトップブラとタンクトップブラは、わたしが今年開発したあったか商品の中で、ダントツ1位のお気に入りアイテムになりました。
温laboは“今日、そして10年後のあなたに寄り添う” ブランド。
冷えでお悩みの方、ブラでお困りの方のもとに、どうかこの商品が届きますように。
10年後のわたしもきっと、この商品を愛用しています。
Designer やまかわ